薬剤師の就職難って本当に来るの?

世間では“近年、薬学部の新設ラッシュが続いたことで近い将来に薬剤師が余る…”なんて噂が流れています。中には、こういったニュースを聞いて薬学部進学を再考してしまう方もいるんだとか…。そこで、こちらでは「もうすぐ薬剤師の就職難がやってくる」という根拠の乏しい噂話に論理的に反論してみたいと思います。
薬学部の就職率は依然として他学部より高く、当面、就職難の心配なんてありません。その根拠をちゃんと提示していますので、是非とも参考にしてくださいね!

就職難は絶対に来ない!薬剤師が安泰な理由

○噂1:登録販売者の増加で薬剤師が不要になるのでは…?

登録販売者が扱って良いのは第2類、第3類の医薬品だけです。どんな店舗であれ、その時間帯に薬剤師がいない限り、第1類医薬品を販売することは許されません。最近、花粉症の薬として人気を集めているOTC医薬品“アレグラ錠”などスイッチOTCは全て第1類。薬剤師がいなければ、こういった医薬品を販売できないのです。
この縛りが存在する限り、ドラッグストアなどで薬剤師が不要になることはあり得ません。

○噂2:ニュースで薬剤師が余るって言ってるけど…?

かつて医学部がある大学は珍しかったのですが、昭和40~50年代に各都道府県の国立大学に医学部が設置され、今では全都道府県に医学部が存在しています。この頃、マスコミはしきりに「医師が過剰になり、就職できない医師余りの時代が来る」と煽りました。ですが、国立どころか私立大医学部が増えた今でも、無医村・医療へき地があちこちにあり、深刻な医師不足が続いています。
仮に一時的な薬剤師増加が起こったとしても、人材が一極集中している都市部を除いては薬剤師不足のままでしょう。日本全体で考えれば、薬剤師が余ることなど考えられません。結局のところ、ニュースというのは“視聴者が食いつきそうな情報”を流しているだけで、それほど信憑性がないのです。「石油資源は50年分しか残っていない」というニュースの“50年”が数十年経過しても変わらず50年のままなのと同じですね。

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