在宅医療サービスを行う薬局が伸びる!?薬剤師の就職情報

薬剤師の就職情報として、これからの時代を生き残るのは在宅医療に積極参加する薬局であることを紹介!将来的に伸びていく、絶対につぶれない薬局はどんな薬局なのか…その答の1つを提供したいと思います!
薬剤師を目指す皆さんは、在宅医療への参加が必須!生存競争の激しい薬事業界で本当に生き残れる薬局とは、どんな薬局でしょう?

在宅医療に参加する薬剤師を目指しては?

これから先、高齢化の進行と共に薬剤師の在宅医療参加が期待されています。実際、最近では患者さんの家を訪問して服薬指導を行うサービスを展開する薬局も登場。今後もこういった流れが続いていくことが予想されています。
これまでの“単に処方箋を受け取って処方薬を渡す”というスタイルだけでなく薬局側が能動的に高齢者医療に関わっていく時代が来たということですね。仕事は大変になる部分もあるでしょうが、医療従事者として積極的に働きたい薬剤師さんにとってはポジティブな状況といえそうです。

薬局における在宅医療はまだまだこれから!

厚生労働省としても薬剤師の在宅医療参加を進めており、在宅患者訪問薬剤管理指導という診療報酬を設定しています。しかしながら、現段階では算定している薬局の数は1,054ヶ所に留まっていて、これは全保険薬局に対して7.8%に過ぎません。その中でも年間算定回数50回未満の薬局が5.4%を占めており、薬局1つあたりの算定回数は決して多くない状態が続いています。
このように、薬局の在宅医療は未だに浸透しきっているとは言えません。この状況を打破し、より積極的な在宅医療参加を実現していくのは、これから薬剤師になる薬学生、薬学部受験生の皆さんです。

薬局の生き残りには在宅医療が不可欠!?

大手の薬局チェーンであるファルメディコの狭間社長は、調剤薬局の展望について「大病院の前にあるという立地だけに依存する薬局は淘汰されていくだろう」と発言しています。
要するに、訪問薬剤管理などのサービスを行い、高齢者の在宅死増加に対応していかなければ厳しくなっていくということでしょう。大手薬局の経営者がこういった見方をしているわけですから、皆さんが就職する時には是非、訪問指導を行っている薬局を視野に入れるべきだと思います。