連日授業が夜間に及ぶという噂もある、明治薬科大学のキャンパスライフの実態に迫ってみました。とくに大変だと評判の国試対策授業などの模様もレポートします。

特色まとめ
慶應義塾大学編

急速な合併で誕生した薬学部にはブランド先行という見方も…

慶應義塾大学の特徴

薬学部が大きな人気を集めていた数年前、共立薬科大を吸収合併してスタートした慶應大薬学部。しかし、共立薬科大のレベルが慶大クラスになかったことから、実力を疑問視する声も聞かれます。今後の躍進に期待!

私大屈指のブランド力!

慶應義塾大学の圧倒的ネームブランドが、最大の魅力でしょう。合格するのは大変ですが、第一志望としてチャレンジしてみるだけの価値は充分にあると思います。実際、就職活動の説明会などでも、慶應義塾大学向けに特別な枠が用意してあるくらいは当たり前。合格することが出来れば、日本を代表するエリートの仲間入りです。受験生時代のモチベーションを上げるためにも、受験を検討してみては?

まだ実力は伴わない?

ご存じだとは思いますが、つい最近まで慶應義塾大学に薬学部は存在しませんでした。実は、慶應義塾大学は共立薬科大学という単科大学を吸収合併したんです。その共立薬科大は元々、偏差値56程度の中堅薬科大。これがいきなり偏差値65の最難関大に早変わりした点は、色々と論議を呼んでいるのも事実です。「まだ内実は伴っておらず、これからが大変」という厳しい指摘があることも知っておきましょう。

学生生活は大変?

まだ創設されてから間もないということで、入学後の学生生活に関する情報が少ない慶應義塾大学薬学部。入ってからの勉強は大変なのでしょうか?結論から言うと、慶應義塾大学は入学者のレベルが高いせいか、それほど「大変だ」という口コミは見かけません。進度・難易度は、大学自体のレベル相応といったところでしょうか。

国試対策には不安も…

直近の国家試験合格率の全体平均は70.91%(新卒は85.50%)。慶應義塾大学なら楽に9割を超えてきそうなところですが、90.70%(新卒は93.51%)と9割ギリギリ。全体平均値は超えていますが、トップクラスの大学のレベル感では少々不安な面が…。共立薬科大を吸収したことで内実が伴っていないという指摘どおりなのか、はたまた大学としての国家試験対策に失敗があったのか…いずれにせよ気になるデータですね。

意外に就職は大変?

慶應義塾大学という学校自体の知名度・評判は抜群ですが、やはり新設されたばかりの学部に対しては厳しい目が向けられているという噂もあります。特に薬学部欲しさに中堅薬科大学を吸収しているケースということも手伝って、事実上は慶大卒と見なされないこともあるようです。就職活動が大変な時代ですから、見栄よりも実益で考えましょう。

編集部より

圧倒的な知名度を誇る慶應大学!けれど薬学部に限っては異論も存在?

屈指のブランドイメージで今後の発展が望まれる最難関校

慶應義塾大学という大学自体、早稲田大学・上智大学などと並んで日本トップレベルの私立大学として確固たる地位を築いています。その中で唯一、医学部・薬学部といった医療系学部を設立している慶應義塾大学は、薬剤師を目指す受験生にとって憧れの的とでも言うべき存在。知名度において、慶應を上回る大学は恐らく皆無でしょう。
ただ、一方で私立最難関にしては国家試験合格率が伸び悩んでいる印象もあります。直近の合格率は決して悪くありませんが、最難関大学であることを加味すれば肩すかしと言わざるを得ません。共立薬科大を吸収して間もないという事情も考えると、残念ながら実質的に"慶應義塾大学"というブランドイメージに合致した大学にはなりきれていないのかもしれませんね。
最終的に吸収合併が成功だったのかどうか、その結論が出るのはもう少し先の話になりそうです。慶應薬学部の真価が問われるであろう、この先の10年に大変な茨の道が待っているかもしれません。

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