東京薬科大学の受験で必須となる、英語、数学、化学の各分野の過去問をまとめて掲載しています。配点も記載していますので、模擬テスト感覚でチャレンジしてみて下さい。

入試過去問題
東京薬科大学編

標準問題を完璧に答えられる力が必要

東京薬科大学には他の大学にはない特徴があります。それは、合格最低点が年度によって大きく上下していること。最近では2007年女子の合格ラインが168/300と56%程度まで落ち込んだこともあれば、2009年女子の合格ラインが251/300と85%近くまで上昇したこともあるのです。一概に"これくらい解ければ大丈夫"という判断基準を設定することは不可能に近いでしょう。要するに、年度による難化・易化の波があまりに大きいわけですから。となれば、受験生に出来ることは"センターレベルの問題を常に8割以上解けるだけの力を養っておく"という基本的な対策だけです。
ちなみに、男子部・女子部に分かれており別個に募集人数および合格ラインが設定されていますが、男女の差によって大きく難易度が異なるわけではありません。年度ごとに男女によるレベル差が生じてはいるものの、あくまで誤差の範囲といえます。
(ただ、入学後も男女別学なので、大学生らしく恋愛などを楽しみたいというのであれば、志望校を再検討したほうが良いかもしれません…)

化学

化学(各4点×15=60点)

問1.次の雑小問に答えなさい。

1.
次の元素のうち、単体が分子として存在できるものは何個あるか。
a.炭素 b.リン c.硫黄 d.鉄 e.ヨウ素

解答をチェック

2.
次のうち、オキソ酸は何個あるか。
a.三酸化硫黄 b.フッ化水素 c.次亜塩素酸 d.無水フタル酸 e.水酸化アルミニウム

解答をチェック

3.
次の分子の中で、結合角が最も小さいのはどれか。
a.水 b.アンモニア c.メタン d.四塩化水素 e.二酸化炭素

解答をチェック

4.
次のうち、その数値を表す時に単位を必要としないものを2つ選べ。
a.電離度 b.式量 c.密度 d.比熱 e.起電力

解答をチェック

5.
銅の炎色反応で観察される色はどれか。
a.赤色 b.黄色 c.赤紫色 d.橙赤色 e.青緑色

解答をチェック

6.
第2周期・第3周期の元素のうち、単体が常温・常圧で気体であるものはいくつか。

解答をチェック

7.
次のうち、最も水に溶けにくいのはどれか。
a.硫酸ナトリウム b.ホルムアルデヒド c.グリセリン d.塩素 e.o-キシレン

解答をチェック

8.
次のうち、褐色びんに保存しなければならないのはどれか。
a.濃硝酸 b.濃硫酸 c.氷酢酸 d.濃アンモニア酸 e.水酸化ナトリウム水溶液

解答をチェック

9.
次のうち、混合物であるものを選べ。
a.消石灰 b.アルミナ c.黒鉛 d.塩酸 e.プロパン

解答をチェック

10.
共有電子対と非共有電子対の数が等しい分子はどれか。
a.窒素 b.アンモニア c.二酸化炭素 d.アセチレン e.ジメチルエーテル

解答をチェック

問2.次のうち、正しいものには○、間違っているものに×を付しなさい。

1.イオン化傾向は、銀より水銀のほうが大きい。

解答をチェック

2.銀は熱の伝導性は大きいが、電気は通しにくい。

解答をチェック

3.
水銀は酸化数+1および+2の化合物をつくる。

解答をチェック

4.
水銀はスズ製の容器に保存できる。

解答をチェック

5.銀と水銀はいずれも遷移元素で、硝酸に溶ける。

解答をチェック

数学

数学(各4点×5=20点)

問1.次の空欄に当てはまる数・式を答えなさい。

赤玉・白玉がそれぞれ5個ずつ、計10個入っている箱の中身を良く混ぜて、3個の玉を同時に取り出す。この試行で3個とも同色である事象をAとする。1回の試行ごとに玉を箱に戻し、この試行を繰り返す。
1回の試行で赤玉2個・白玉1個を取り出す確率は( a )であり、事象Aが起こる確率は( b )である。
3回目の試行で初めて事象Aが起こる確率は( c )であり、3回目の試行で2度目の事象Aが起こる確率は( d )である。 3回の試行で事象Aの起こる回数の期待値は( e )である。

解答をチェック

英語

英語(各10点×2=20点)

問1.次の日本文を英訳しなさい。

1.
森林は地上の生命を保護するという大切な役割を持つ、しかし、今日、多くの木が切り倒されている。

解答をチェック

2.統計によれば、発展途上国の若者の数は急速に増加するだろう。

解答をチェック

編集部より

記述式となっている英語に要注意

東京薬科大学の入試問題は、英語が記述形式なのに対し、数学・化学はマークセンス式となっています。そのため、記号問題・マークシートなど選択式問題に慣れた受験生は、英語で苦戦する傾向があります。
東京薬科大学の英語には和文英訳が出題されており、自分で1から英文を組み立てる能力が問われます。5文型の知識・イディオムや単語の力など幅広く対策を立てておく必要があるのは言うまでもありません。
対して、数学・化学についてはセンター試験とほぼ同型式・同レベルといえます。ですから、センター対策が充分であれば、自然と東京薬科大学の過去問対策も進んでいくと考えて差し支えないでしょう。

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