偏差値以上の教育力が魅力の横浜薬科大学。中堅薬科大としての学力レベルの実態を徹底レポート!

学力レベル考察
横浜薬科大学

横浜薬科大学校舎

横浜薬科大学

偏差値50-59
国家試験合格率81.22%
募集学科漢方薬学科
臨床薬学科
健康薬学科
薬科学科
募集人員漢方薬学科:120名
臨床薬学科:160名
健康薬学科:60名
薬科学科:30名

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横浜薬科大学受験のアドバイス

1.一般入試の科目ごとの配点

  • 【必須】理科の化学基礎・化学(配点は100点)
  • 【選択】は下記から1つ(配点は各100点)
  • 理科(生物基礎・生物)
  • 英語
  • 数学(Ⅰ、Ⅱ、A、B[数列、ベクトルの範囲])

一般入試はⅠ~Ⅲ期まで日程があり、試験科目は2教科のマークシート。横浜薬科大学を第1志望としている場合、理科は化学に絞って第1期(1回目)と併願するのが賢明だと思います。各方式に共通して言えるのは横浜薬科大学自体が理科を最重視しているということ。受験勉強をする上では“いかに化学を得意科目にするか”が全てとなりますので、理科を中心に据えた学習計画を立てることが大切です。

2.問題ごとの時間配分

横浜薬科大学の試験問題は、それほど分量が多くありません。ですから、時間に追われて必死に解答を書くよりも、1問1問にしっかりと時間をかけて確実に正答を導き出すほうが良いでしょう。
ちなみに最も重視するべきは化学(必須)/生物(選択)で制限時間は各60分。受験年度によって多少の変動は考えられますが、それほど大きく様変わりすることはないと思います。簡単な目安としては、センター試験の化学/生物を時間内に解き終えられる人ならば、横浜薬科大学の試験時間は余裕があるといえます。時間に不安がある人は、センター試験の過去問を利用して解くスピードを上げる練習をしておきましょう。

3.併願情報

横浜薬科大学が第1志望の場合、偏差値帯が近い他大学を併願先とするよりも横浜薬科大学の他方式(第1期・2期などのくくりで別の日程)を受験するほうが良いでしょう。学力に自信がある場合には、一般の他に特待生チャレンジ入学試験を併願しておくのもオススメです。仮に特待生チャレンジ入学試験に合格できれば、学費の減免が期待できます。
逆に横浜薬科大学を第2志望以下で受験する場合、同じ偏差値帯の薬科大いくつかと併願するのが有効でしょう。具体的には高崎健康福祉大学薬学部・千葉科学大学・城西国際大学薬学部・日本薬科大学薬学部など。他にはチャレンジ校として、昭和大学・昭和薬科大学なども受験先候補に挙がってくるでしょうか。

横浜薬科大学の受験レベルを検証

もっとも募集人員の多い一般入学試験を基準に考えた場合、偏差値は54です。ですから、簡単な話“全受験生の平均レベル程度をクリアしていれば合格できる”と考えて差し支えないでしょう。あまりギリギリでは出題範囲の得手不得手など、時の運に左右されてしまいますから、直前の模擬試験では偏差値45~48くらいを獲得できるようにしておきたいと ころです。

また、偏差値以外に合格難易度の目安となるデータとして倍率が挙げられます。横浜薬科大学の直近の倍率は一般入試で3.6倍。およそ3人に1人が合格する計算です(2018年は3.5、2017年は3.4、2016年は4.4、2015年は8.4)。少子化で全入や1倍台の大学が増加している中でこの数値を維持している横浜薬科大学は、受験生にとって魅力ある人気大学の1つということになります。偏差値50台後半ということで、難関というレベルではありませんが、最低でも平均レベルはクリアしておかないと合格を勝ち取るのは難しいでしょう。
偏差値・倍率を総合して考えた場合、横浜薬科大学の受験レベルは“中堅クラスの人気大学”といった位置づけになると思われます。

横浜薬科大学受験の極意☆ここをチェック!

横浜薬科大学を受ける上で知っておくべき情報として、一般入試では第1期~3期の受験科目が共通していることが挙げられます。上記の『1.科目ごとの配点』で触れていますが、必須は理科(化学)のみ、選択は英語・数学・理科(生物)から1つ受験することが可能なのです。
もし理科が得意な人ならチャンスです。得意科目だけで受験できるので「理系科目はできるけど英語は苦手…」「知識には自信があるけど複雑な計算は自信がない…」といったように、理科に専念して受験できます。

ただし、得意科目だけで受験できるというのは他の受験生も同じ条件。1科目でのチャレンジを目指す場合には、模擬試験で偏差値50程度をコンスタントに獲得できるくらいまで勉強しておくことをオススメします。出題傾向が自分の得意な範囲からズレていたり…といった不運に見舞われても確実に合格を掴みたければ、合格基準+5~7程度の偏差値を叩き出しておけるぐらいの準備が必須ですよ。とはいえ、裏を返せば“運が味方すれば偏差値的に厳しい受験生でも合格する可能性アリ”ということでもあります。偏差値ばかりにとらわれず、しっかりと準備した上で臨めば勝機はあるでしょう。

編集部より

偏差値以上の教育力が魅力!中堅の人気校

偏差値以上の教育レベルを誇る横浜薬科大学!

大学の入試難易度を示すのに多用される偏差値。しかし、偏差値が教えてくれるのは入試における難易度の目安だけであって、大学自体のレベルではないことに注意してください。特に横浜薬科大学のような新設して間もない大学の場合、過去のデータが少ないため当該年度に試験を受けた受験生の動向だけで偏差値・難易度のイメージが大きく上下する傾向にあります。
※直近の偏差値を知りたい方は『関東私学薬学部の偏差値一覧はこちら』をご覧ください。

事実、横浜薬科大学では偏差値が40台後半のとき、国家試験合格率が83.16%という優秀な数値の年もありました。(参考までに、同年で慶応義塾大学が88.11%、高崎健康福祉大学が71.79%、東京大学は35.0%です。東大の数値は意外でしょうが、国立大学は基本的に国家試験対策を一切行わずに学生の自主勉強だけで受験させますし、他にいくらでも就職先があるので国家試験を受ける人は東大内の低学力層が主体です。低学力といっても東大なのですが…)
※直近の国家試験合格率を知りたい方は『大学別!薬剤師国家試験の合格率一覧はこちら』をご覧ください。

また、5年進級時に受験する薬学共用試験でも毎年、受験者のほぼ全員が合格しています。これらを踏まえると、横浜薬科大学の教育レベルは偏差値以上の次元にあるのは確実といえるでしょう。
こういった評判が影響してか、横浜薬科大学の合格者入学率は非常に高いことが知られており、例年50%以上の合格者が入学しています。これはつまり、入試に合格したものの、入学を辞退する人の割合が少ないということ。例えば有名大である東京理科大でも入学率は20%を切ることがあります。受験生からの人気が高いのには、国家試験対策を最重視する横浜薬科大学のカリキュラム・指導方針に支持が集まっているからこそ。偏差値だけでは語れない、各大学の教育力にも注目していきたいですね!

最後に、在学生や受験生の評判・口コミも参考にしてみてください。勉学やキャンパスの環境についてはもちろん、進路に迷う受験生の気持ちなどもまとめています。詳しく知りたい方は『横浜薬科大学の気になる評判』をご覧ください。

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