漢方の資格GETで薬剤師の就職が有利に!?

薬剤師を目指している受験生に向けて、調剤薬局への就職を有利にするための方法を伝授!統合医療、代替医療に注目が集まる今、漢方の資格を取得しておくことには大きな意義があるはずです♪
薬剤師の就職を考える上で、統合医療推進の流れに即した漢方薬学を無視することはできません!漢方の資格を取得すれば、調剤薬局への就職が有利になることが予想されます♪

漢方の存在感が急上昇!薬剤師にも東洋医学の知識が必須!?

近年、代替医療の注目度が増しており、東洋の伝統医学と西洋医学を融合した統合医療に関する研究が進んでいます。
この分野に最初に目をつけたのはアメリカで、1992年、アメリカ国立衛生研究所内に伝統医学の研究セクションを設けています。その後、98年には国立補完代替医療センターへと発展し、今ではスタンフォード大やハーバード大と共同研究を行うまでに至っているのです。こうした流れを受けて日本でも最近になって統合医療の研究がはじまり、日本統合医療学会を中心に代替医療と西洋医学の融合が進められつつあります。
そして日本における代替医療の筆頭格といえば、中国伝統医学に由来する漢方医学。数多くある伝統医学の中でもっとも利用者が多く、科学的見地からもその効果が認められている漢方は、統合医療を推進する上での注目株として脚光を浴びているのです。
これらを総合的に判断すれば、処方医薬品の調剤を行う薬剤師が漢方について本格的に学ぶべき時期が来ていることは間違いないといえます。実際、一部の薬科大では漢方を専門的に学ぶ学科、講座が開設されるようにもなってきました。

漢方の資格を目指してみる!?漢方生薬ソムリエ

2013年の5月に発足したばかりの日本漢方ソムリエ協会が、今夏から漢方生薬ソムリエ資格の制度を開始しました。生薬は産地によって効能が変わる性質を持っており、症状に応じて適切な漢方を選択することは困難を極めます。ですから漢方を今よりさらに普及させていくためには、そうした細かい効能の違いを見分けて、高度な漢方治療を行う人材の育成が不可欠なのです。
これから漢方の調剤を行う薬局が増えていけば、こうした漢方の知識に明るい人材の需要が増していくことは間違いありません。生薬漢方ソムリエの資格を保有していることで、調剤薬局への就職が有利になる可能性は充分に考えられると思いますよ!