薬局薬剤師の需要は増していく!?就職率はうなぎ昇り♪

薬剤師志望の受験生に向けて、調剤薬局の就職事情を解説しています!これからの薬局がどのように変化していくかを予測し、今後の就職事情がどう変わっていくかを徹底解説♪
薬剤師の仕事といえば、やっぱり薬局での調剤業務♪こちらでは薬局の就職事情について詳しく解説しています!薬学部卒の将来性がどれだけ高いか、その実情をチェック♪

診療報酬の改定で薬局薬剤師は有利に!?

病院、調剤薬局といった医療機関の利益は、すべて診療報酬というルールによって定められています。簡単にいうと“どのような環境でどのような業務を行うといくらのお金になるのか”が完全に決められているわけです。
ですから、薬局というのは独自の企業努力によって利益を向上させる手段に乏しく、診療報酬のルールによって利益の過多が大きく変わる性質を持っているといえます。もちろん、立地、医薬品情報を分かりやすく説明するといった企業努力が顧客獲得につながる部分はありますから、企業努力がまったくの無駄というわけではありませんが、やはり一般の小売店ほど努力できる部分が多くはありません。
しかし今回、その診療報酬が改定され、夜間休日を含めた24時間体制で対応している調剤薬局について調剤基準加算を上乗せしようという動きが出てきているのです。これは独自の企業努力が難しい薬局にとっては朗報で、薬局の利益が増えることで薬剤師の給与アップにつながる可能性もある大きな一歩といえます。

基準調剤加算の上乗せで薬剤師就職が有利になる!?

薬局の利益が上がれば、薬剤師の給与水準が向上するでしょう。それに加え、24時間対応を行うと利益が増すという制度に変わることで、薬局は夜間対応のスタッフを雇用することに積極的になるはずです。そうなれば、当然ながら必要な薬剤師の頭数は大きく増すことになります。
世間では“薬学部の新設が相次いだことで薬剤師が増え、そのうち供給過多になって仕事にあぶれる”などと騒いでいる方もいますが、それはまったくの見当違いなのです。本当に供給過多になる可能性が高いのであれば、文部科学省だって薬学部の新設に慎重になったはず。認可されたということは、薬学部がもっと必要だったということなのです。
これから在宅医療の普及、地域医療の拡充が不可欠になれば、薬局の24時間対応が求められていくことになり、どんどん薬剤師需要が増していくはずです!