志望校を絞るとき、偏差値だけで大学を選ぶ前に、大学へ行く目的や意味も今一度考えよう。

志望者数の増加は魅力のバロメーター

人気上昇中の大学には訳がある!薬学部の人気ランキングの中でもとくに口コミや評判が高い大学をご紹介

大学の価値を図る指標は偏差値や就職率など数多くありますが、「志望者の増加率」というのも見逃せないポイントです。志望者が増えているということは、それだけ勢いがあり伸び盛りの大学だということ。志望者の増加率ランキングで上位に入る大学は、古いデータや昔のイメージだけでは見えてこない「今ならではの魅力」が詰まった大学だといえるでしょう。

人気急上昇の薬学部はこの大学

創薬分野に力を入れはじめた横浜薬科大学

志望者の増加率が高い薬学系大学というと、まず名前が挙がるのが横浜薬科大学です。2015年のデータでは、前年からの志望者増加率はなんと177.9%。これは薬学系だけに限らず、全国のすべての大学の中でもナンバー1という数字でした。
この背景には、2015年から4年制の「薬科学科」が新設されたことが挙げられます。横浜薬科大学では、今後の医療のありかたとして「薬物治療の患者個別化」と「予防重視の医療」を掲げており、創薬の分野への力の入れ方は目を見張るものがあります。最先端の創薬研究ができる環境にあるといえるでしょう。
横浜薬科大学の魅力については『先進教育で薬学の最先端をいく人材を養成』をご覧ください。

100年以上の伝統をもつ明治薬科大学

明治薬科大学は、100年以上の伝統を持つ有名な薬学専門の大学ですので、今になって志望者が大きく増えるというのは不自然です。新しい学科の創設も10年以上ありません。それではなぜ今伸びているのかというと、横浜薬科大学と同じく4年制の「生命創薬科学科」の存在が大きいのでしょう。伝統校だけに教授陣の質にも定評があります。明治薬科大学の魅力については『一世紀を超える伝統から学ぶ』をご覧ください。

女子大としては一番人気の武庫川女子大学

もう1校見逃せないのは、武庫川女子大学です。薬学部の直近の志望者数は200%以上の伸び率を見せており、関西圏の女子受験生にとっては一番人気の薬学系大学となっています。こちらも昔から安定した人気のある大学でしたが、近年になってさらに人気が上昇している形です。この武庫川女子大学にも、4年制の「健康生命薬科学科」があり、創薬に関する勉強をおこなうことができます。武庫川女子大学の魅力については『武庫川女子大学』をご覧ください。