薬科大の教育レベルを検証!明治薬科大学に在籍している教員・職員の詳細情報を紹介しています。各講座を受け持つ職員の経歴や、そこから伺える教育レベルの実態なども探ってみました。

教員紹介
明治薬科大学編

学会などで高い実績を持つ職員が多い!

明治薬科大学の教授陣は、学会などで活躍されている研究者肌の方が多いように感じます。研究の前線で新発見をしようと尽力していらっしゃる方が多い明薬。学生の意欲向上にも効果的でしょう。

櫻庭 均(サクラバ ヒトシ)
教授アジア・アフリカ創薬センター長

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東京大学医学部医学科卒。受け持っている科目は、学部の分析化学や大学院の分析化学特論など。主に小児科学や臨床遺伝学を専門とされている先生です。

日本生化学会、日本小児科学会・日本人類遺伝学会・日本先天代謝異常学会・日本小児神経学会など多くの学会に所属しており、日本ムコ多糖症研究会・日本ライソゾーム病研究会では幹事も務めておられます。さらに独立行政法人:医薬品医療機器総合機構では専門委員となっており、幅広い研究活動・社会活動に携わっておられるようですね。 腎不全・心不全といった疾病を発症しやすくなるファブリー病の治療薬として期待できる“NAGA酵素の一部構造を改変した物質”を開発したことでも有名。最先端で、新しい治療薬の開発に携わっている職員がいらっしゃるのは、明治薬科大学の大きな強みといえるでしょう。 こういった研究者・職員を多く擁している明治薬科大学は、薬剤師志望の学生だけでなく研究員志望の学生にとっても刺激的な環境になっています。薬学の分野で何かを成し遂げたいという野望を持っている方にとっては、非常に魅力的でしょうね。

石橋 賢一(イシバシ ケンイチ)
教授病態生理学研究室

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東京医科歯科大学医学部医学科卒。受け持ちとなっている講義科目(学部生向け)は非常に多岐にわたっており、病理学・病態生理学・症例解析演習・臨床生理・薬物医療学・医療の歴史・事前実務実習・臨床薬学英語など。大学院の授業としては、薬理学特論・腎疾患について講義されているとのことです。

ご専門とされているのは主に、内科学・腎臓生理学・腎臓内科学。現在は、輸送体の病態生理・多発性嚢胞腎の病態生理などを研究テーマとされているそうです。 アメリカ腎臓学会・日本腎臓学会・日本薬学会などに所属しており、特に日本腎臓学会では学術評議員・法人評議員などを歴任。多くの社会活動・依頼講演などをこなされて、非常に精力的な研究活動を行っておられます。 外国の学会にも属しており、国境を越えた研究活動を行っているのが容易に推察できますね。グローバリゼーションが進んでいる現在、諸外国の研究機関でも活躍されている先生のお話を聞く機会はとても有意義だと思います。こういった精力的な職員が多く在籍する明治薬科大学であれば、中身の濃い6年間が送れそうですね。

編集部より

過去の輝かしい実績を未来に繋げられるか注目!

今後の国家試験合格率で明治薬科大学の真価が問われる!

2005年には新卒者の薬剤師国家試験合格率が99%を超えるなど、全国の薬科大でも突出した成果を上げている明治薬科大学。100年以上を歴史を持つ老舗大学であることも相まって、非常に評判が高い大学となっています。 しかし、1つだけ気になるポイントが…。実は、2005年に記録した全国1位の国家試験合格率(新卒)は、明薬サイバーキャンパスというインターネットを利用した学習システムの構築によるところが大きいのです。そして、このシステムを構築して明治薬科大学の国試合格率を高めたのは梶原正宏先生という方。合格率99%という輝かしい実績は、この梶原先生の存在あってこその成果とも言えるのです。 そして現在の梶原先生は明治薬科大学を離れ、横浜薬科大学教授として国家試験対策を行っていらっしゃいます。そう、なんと驚異の合格率を叩き出した功労者が、すでに明治薬科大学から移籍してしまっているのです…。 もちろん、梶原先生が構築したサイバーキャンパスのシステム自体は健在ですし、歴史ある大学ですから実績を維持するだけの職員・システムを有しているのは確かでしょう。いずれにせよ、立役者不在となった明治薬科大学の真価が問われるのはこれからです。

明治薬科大学は良くも悪くも真面目さがウリ!

国家試験合格率において好成績を維持している明治薬科大学。これには、職員の努力・カリキュラムだけでなく校風が影響を与えているという見方もあるようです。 実際、明治薬科大学の講義はそれほど創意工夫に満ちたものではなく、教科書・基本に忠実な内容。よく言えば“無駄のない必要充分な授業”ですが、悪く言えば“淡々とした退屈な授業”でもあるわけです。これには職員の気質・大学の方針が大きく影響しているでしょうし、それがさらに明治薬科大学に入学する学生の気質にも影響しているのではないかと思うのです。 真面目な職員と真面目な学生が揃った大学ですから、自然と国家試験合格率は伸びるでしょう。サボる人が少ないわけですから、資格試験の成績は優秀になりやすいといえます。こういった真面目な雰囲気に染まることで薬剤師国家試験に向けて着々と準備していくのも1つの選択肢でしょう。 楽しい大学生活というイメージは薄いですが、こういった真面目さから得るものも多いのではないでしょうか。

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