日本大学の過去問をまとめて紹介!日本大学受験の必須科目である、化学と英語の過去問を厳選してお届けします。入試前の腕試しとして是非トライしてみて下さい。

入試過去問題
日本大学編

試験科目、出題傾向ともにオーソドックス

薬学部の試験科目は英語・数学・化学の3教科で、選択科目などは特にありません。全受験生が同じ条件で入試に取り組むことになります。全科目とも、高校範囲を逸脱するような難問はありませんから、学校の教科書・チャート式などを利用して標準問題を問題なく解けるだけの基礎力を身につけるべきでしょう。

化学

化学:各3点×25=75点

問1.次の問いに答えなさい。ただし、原子量H=1.0 / C=12.0 / O=16.0とします。

1:地球上の銅は相対質量62.93の63Cuと、相対質量64.93の65Cuの二種の同位体が存在し、その原子量は63.55である。63Cuの存在比(原子数百分率)はおよそ何%になるか。
a:30 b:40 c:50 d:60 e:70 f:80

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2:次のうち、水で湿らせたヨウ化カリウムデンプン紙を青紫に変化させるのはどれか。
a:二酸化硫黄 b:硫化水素 c:アンモニア d:オゾン e:二酸化炭素

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3:次のうち、いずれか一方の金属イオンだけを沈殿させることが出来る組み合わせはどれか。ただし、答は1つとは限らない。
a:Pb2+とAg+を含む水溶液に希塩酸を加える
b:Fe2+とBa2+を含む水溶液に希塩酸を加える
c:Na+とCa2+を含む水溶液に硫化水素を吹き込む
d:Al3+とZn2+を含む水溶液に過剰のアンモニア水を加える

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4:0.100mol/Lのシュウ酸溶液にフェノールフタレインを指示薬として加え、濃度が不明の水酸化ナトリウム水溶液で滴定したところ、25.0mLが必要だった。
この時、水酸化ナトリウムの濃度はおよそ何mol/Lか。
a:0.020 b:0.040 c:0.080 d:0.10 e:0.16 f:0.32

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5:上記4.の滴定の終点におけるフェノールフタレインの色調変化はどれか。
a:無色→赤色 b:赤色→無色 c:青色→黄色 d:黄色→青色
e:黄色→赤色 f:赤色→黄色

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6:次のうち、肥料の3要素を表す元素の組み合わせはどれか。
a:N,P,K b:C,N,K c:C,O,N d:C,P,Ca e:P,S,Ca f:C,O,S

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7:次のうち、同じ体積の水と混合することで2層に分離するのがどれか。
a:グリセリン b:エタノール c:エチレングリコール
d:酢酸 e:アセトン f:ジエチルエーテル

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問2.次の各文について、あっているのには○、間違っているものには×を付しなさい。

1:一定温度で溶解度の小さな液体が一定量の溶媒に溶ける際、溶け込む気体の質量はその圧力に反比例する。

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2:水に対する気体の溶解度は、一般に温度が高いほど低くなる。

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3:飽和溶液は、溶質を溶解度まで溶かした溶液である。

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4:固体の溶解度は、一般に温度が高いほど大きくなる。

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(5)固体の溶解度は、一般に溶媒100gに溶ける溶質の質量(g)で表す。

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6:ダニエル電池では水溶液中のCu2+イオンはCuに還元される。

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7:電池から電流を取り出すことを放電と呼び、放電すると起電力が増加する。

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8:電池の起電力は、用いる両極のイオン化傾向の差が激しいほど大きくなる。

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9:ボルタの電池では、負極で水素が発生する。

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10:尿素とホルムアルデヒドを縮合重合させると尿素樹脂が生じる。

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11:2-プロパノールを硫酸酸性の二クロム酸カリウム水溶液で酸化するとアセトアルデヒドが生じる。

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12:高温高圧の下でリン酸を触媒としてエチレンに水を付加させると、アセトアルデヒドが生じる。

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13:アセトアルデヒドはフェーリング液を加えて加熱すると、酸化されて酢酸の塩を生じる。

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14:アセトアルデヒドは、アンモニア性硝酸銀溶液を酸化して、銀を析出させる。

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15:マルトースを希酸で加水分解するとフルクトースが生じる。

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16:フルクトースは水溶液ではケトン基を持つ鎖状構造が存在する。

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(17)スクロースを希酸で加水分解すると還元性を示す。

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(18)セルロース分子はα-グルコース分子が直鎖状に結合した構造である。

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英語

英語:各5点×5=25点

問1.次の英単語を並べ替え、訳文の通りの英文を完成させなさい。

1:Hepatitis C is a viral disease that ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ).
単語群:to / liver / leads / the / of / swelling
日本語:C型肝炎は、肝臓が腫れるウイルス性の疾病である。

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2:The immune system ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ), such as bacteria and viruses.
単語群: protects / harmful / body / substances / against / the
日本語:免疫システムは、細菌・ウイルスといった有害物質から身体を守る。

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3:( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) day and the earlier you started smoking,
the greater your risks of lung cancer.
単語群:you / more / cigarettes / per / smoke / the
日本語:1日あたりに吸うタバコの本数が多ければ多いほど、また喫煙を始めた時期が早ければ早いほど、肺がんの危険性は増す。

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4:Insulin is hormone made by the pancreas, ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ).
単語群:the / organ / located / an / behind / stomach
日本語:インスリンは、胃の裏側の臓器である膵臓で作られるホルモンである。

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5:The ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) to the treatment using cancer-killing drugs.
単語群:used / chemotherapy / term / is / to / refer
日本語:化学療法という用語は抗がん剤を用いた治療法を表すものとして用いられる。

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編集部より

標準問題を中心にバランスの取れた出題形式

以上の過去問は、モニター上で取り組めるように改題を加えていますが、すべて実際の試験問題を元にしています。 世の中でも“正統派の中堅大学”といった見方をされることの多い日本大学ですが、出題傾向はまさにイメージ通りといえるでしょう。奇をてらった難問などはなく“標準レベルの問題で知識の正確性を問う”という方向性が一貫しています。 化学に関しては全問が独立した小問で構成されているため“1問目を間違えると連鎖的に点を落とす”といった大問形式の出題に良く見られる恐怖はありません。正しい知識があれば一定の点数が取れる、標準的な良問揃いといえます。