気になる大学の特徴や強み、学ぶ環境、薬剤師国家試験の合格率などをご紹介!

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京都大学薬学部

京都大学授業風景
所在地京都府京都市左京区吉田下阿達町46-29学科薬学科・薬科学科
TEL075-753-4514受験科目5教科7科目(センター試験)
国語・外国語・数学・理科(2次)»詳細はこちら
アクセス京阪線「神宮丸太町」駅より徒歩8分  »地図学費約817,800円(初年度総額)
他に諸費用が必要になる場合があります。
大学によって異なりますので必ず募集要項等で確認してください。
偏差値65.0国家試験合格率92.86%
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※偏差値は、最新の河合塾「入試難易予想ランキング表」より参照しております(※2023年4月現在)

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特徴は?

就職実績は関西でも圧倒的!

東大と双璧をなす国内最難関なので当然といえば当然ですが、京都大学薬学部の就職実績は群を抜いています。製薬会社に入る卒業生が多く、大塚製薬、東和薬品、塩野義製薬、アステラス製薬、久光製薬、エルメッドエーザイなどが主な進路。また、医薬品医療機器総合機器、京都府など公務員として就職する人、次第の教員になる人も少数ながら存在します。
どれも全国の大学生がうらやむような一流企業、安定した進路ばかりで、やはり京大ブランドの強さがうかがい知れますね。時折“今時は学歴でどうこうなるわけじゃない”などと言い張る人もいますが、やはり有名大学を出たほうが有利なのは間違いありません。入学するのは難しいですが、学力的に可能性があるならチャレンジする価値は充分でしょう。

学ぶ環境

グループ担任制を採用しており、面倒見の良い大学!

近年、中堅大学を中心に担任制度を採用する大学が増えていますが、難関大学は学生の自立心を尊重する……、悪く言えば放任主義が多いです。しかし、京都大学薬学部は日本最難関の一角でありながら、グループ担任制を採用。学生10人に教員1人という配置になっており、かなり密にサポートしてくれます。 京大というイメージから、“みんな自分で勉強していて、殺伐とした雰囲気なのかな”と誤解している人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。むしろ、どちらかというと学生へのサポートを惜しまない校風と言えそうです。
実際、入学後には学生や先生との交流・親睦を深める目的で新入生研修を行うなど、友達が増えそうなイベントも盛りだくさん。自由にのびのびと学生生活をしながら、メリハリをつけて“やる時はやる”という姿勢が歓迎されるようです。大学ごとに校風が違いますから、なるべく自分に合った校風の大学に行くことも、楽しいキャンパスライフを送るコツといえますね。

ここがスゴイ!!

大学院に進学する学生が多い!

京都大学薬学部には6年制薬学科、4年制薬科学科がありますが、特に薬科学科は大学院進学を目指す人が多くなっています。2017年度に薬科学科を卒業した学生は、54名のうち、なんと51名が大学院の薬学研究科に進んでいるのです。
そもそも京大は、薬学部定員80名のうち、薬科学科が50名。全体としても過半数が大学院に進学しています。将来的な大学院進学を視野に入れているなら、京大薬学部はうってつけと言えるでしょう。
6年制薬学科から大学院に進む人はほとんどいませんが、これは最初から6年制なので致し方ないところ。ただし、選考に通ればストレートに博士課程に進むこともできますので、薬剤師資格を取りつつ大学院……という道もないわけではありません。

編集部より

研究職志向の方に適した大学
就職実績は抜群、大学院進学率も高い……とまさに良いことずくめの京大。しかし、実はひとつだけ気になるデータが存在します。それは、直近で行われた薬剤師国家試験合格率(※)が80.00%と、国立大平均の86.25%を下回っていること。京大の偏差値、ブランドネームを考えれば、90%超は当たり前だと感じます。さらに、2017年度の卒業生で薬剤師になったのはわずか4名。どちらかというと大学院を経て研修職を目指す人に向いた大学で、薬剤師志向の人には向かない印象です。
※当サイトで作成した学校別で確認したい方は『最新版!薬剤師国家試験の合格率一覧表はこちら』をご覧ください。
大学の知名度、レベルも確かに重要ではありますが、自分の希望に適しているかどうか……も考慮したほうが良いかもしれません。